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黒皮鉄 扉の引き手


こんにちは



今日は黒皮鉄の引き手のご紹介です。


施主のKさんは LIVING&DESIGN で弊社のブースに

お立ち寄りくださったのがきっかで、後日ご連絡を頂きました。




以前にご紹介したラックフレーム もKさんからのご依頼です。

その他にもスイッチPLをはじめタオルハンガー等、色々と製作

のご依頼を頂き、非常に興味深いプロダクトをさせて頂く事が出来ました。




ということで 黒皮鉄の引き手です。

リビングルームとトイレの二箇所で採用されています。
黒皮鉄の魅力



引き扉の上から下まで通ってます。

それでも意外と威圧感はありません。
黒皮鉄の魅力



こちらは廊下側。

黒皮鉄のスイッチプレート もいたる所に採用して頂いてます。
黒皮鉄の魅力



一見とてもシンプルに見えるこの引き手。


でも実は7つを超える長尺ユニットから構成されているんです。

それは溶接跡や必要のない部材の小口が見えない様にとの配慮です。



黒皮鉄で仕上げる場合、(クリアや素地仕上げ)

最後に塗装でごまかしたり修正したりすることができません。



つまり、溶接した部分が出来るだけ見えないようように。

また溶接痕が残らない様にと色々と工夫する必要があります。

(勿論、みせてOKのケースもあります)




「黒皮鉄仕上げって、要は色塗装の代わりにクリアしてるだけなんでしょ」




と思われがちですが、(確かにそういう時もありますが・・)

基本的に私達はそういう認識ではありません。




「黒皮鉄をひとつの意匠素材として扱い、可能な限り美しく表現する」



これが私達が考える理想の「黒皮鉄仕上げ」だと思ってます。

従って上記の様に、色を塗ってしまえば簡単な事を時間と手間をかけて

作図・製作するわけです。 ・・と、また語りがはいってきたのでこ辺りで・・・





扉全体です。
黒皮鉄の魅力
黒皮鉄の魅力





因みに床材や棚板等はウォールナット。



床材の濃い焦げ茶色と白い壁に、スイッチプレートや引き手といった

表面積の小さい黒皮鉄という色が点在することで空間がしまってみえます。



と言ってくれたのは、

設計を担当された LOVE ARCHITECEURE の松崎さん。


この引き手を製作するにあたって、

建具屋さんとの調整等本当にご迷惑をおかけしました・・





という訳で、

次回は黒皮鉄のタオルハンガーをご紹介します。




それではまた。




■ 神戸の小さな鉄工所 ㈱ヤマナカ産業

■ 黒皮鉄プロダクト -aizara-






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