黒皮鉄のカンチレバーチェアフレーム
こんにちは
以前に-aizara(アイザラ)- からコンセプトプロダクトとして、
三本脚のチェア を大阪の展示会に出展しました。
今日はそれとはまたまた別モノ。
カンチレバーチェアです。
京都のプロダクトデザイナーの方からの依頼で製作させて頂きました。
馬革を全体的に覆い張るので黒皮鉄は意図的に見せた部分のみが顔を出します。
部材は一本モノです。
と言いたいところですが流石にそれは無理でした・・
上下2つのユニットで構成され溶接で整合しています。
パイプ製よりも剛性感のあるしなり。
腰を掛けると丸鋼だからこその座り心地を感じます。
魅力的なデザインもさる事ながら、
大切なのは「人の手で曲げている」という事。
鉄が真っ赤になるまで火を入れて、
頃合いを見計らって体重をかけながら曲げていきます。
長い経験と感をもとに一人の職人の手によって造作された。
それがこの黒皮鉄のフレームに刻まれた紛れも無い事実でありヒストリーです。
「Process of handmade in Japan」
モノが出来るまでの過程にもひとつの共感と価値が生まれれば。
今回のこのチェアフレームは 「NEW リリース」 を今年のテーマとする
-aizara(アイザラ)- にとって非常に刺激的なプロダクトとなりました。
それではまた。
■ 神戸の小さな鉄工所 ㈱ヤマナカ産業
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