黒皮鉄な空間 【後編】 .
こんにちは
先日ご紹介させて頂いた 黒皮鉄な空間 【前編】。
ツイッターでもかなりの反響がありました。
今日はその後編です。
奥に見える白い素敵なフォルム。 お風呂です。
その左手の筒状のものはシャワールームです。
圧倒的な素材感・空気感が漂うこの空間。
一体この部屋で何度発せられたか分からない「スゴい…」という言葉が連発です。
そして…
なかでも私が最も興味が惹かれたのがこの黒皮鉄のテーブル。
「最後の晩餐」にインスパイアされたという全長3.4Mの黒皮鉄のテーブルは圧巻!
黒皮鉄のテーブルはウチも以前に神戸北野のBar で製作させて頂いたのですが、
最終的に黒皮鉄の天板に透明なフィルムを貼ってお使いになっておられる様です。
しかし、こちらのテーブルは仕上げは素地との事でメンテは思い出した時(月イチ)
の頻度で金属系のクリーナーを塗布する程度との事、使用期間は約2年間。
気になるのはやはりその経年変化ですが、ちゃ~んと「味」になってます。
このグラスの跡ですらストーリーを感じてしまうのは私だけでしょうか…。
一部錆びが発生している箇所もありますが不思議と不快感はありません。
その理由はクリーナーによる適度なツヤと、触れた時の感触。
これがもし触ると粉っぽい感じだと人によれば不快感があるかもしれませんが、
クリーナーによるメンテナンスで「ツルツル」なんです。こうなると不思議なもので
「錆び」というより「模様」、つまりリアルグラフィック的な印象になります。
あとは照明。
少し暗めの照明が経年変化の味を増幅させています。
凄いのが天板にトグロルスイッチが装着されいること…!
このセンスには脱帽です…。
このテーブルは現在大阪の設計事務所さんからお声掛け頂いている、
ロックBarの最適なケーススタディとなりました。非常に勉強になりました。
そしてこのキッチンで奥様が作られたパーティの前菜!
本当に美味しいかったです。この空間・このお料理、本当ここはお店ではないのか…
気が付けば終電近くまで長居してしましました…。
Mさん、今回L&Dで一度お会いしただけの私達を素敵なホームパーティに
お呼び頂きありがとうございました。また、その辺りのお店よりも断然美味し
いお料理を作って頂いた奥様、本当にご馳走様でした。
この場をお借りして改めて感謝もうしあげます。
それではまた
■ 神戸の小さな鉄工所 ㈱ヤマナカ産業